2009年11月01日

アルツハイマーのご家族への接し方2

アルツハイマーの家族を持つ人は様々な言動に困惑したり、疲れてしまう時があります。
家族とともに生き生きとした生活を送るには、次のようなことを心がけてください。

・心のゆとりを持つ
アルツハイマーが進行すると介護が大変になってきます。
仕事や家事を両立しながら介護をする人の心のゆとりも失われがちです。
病状が進行するに従って問題行動が多くなり、介護者がそれを叱ったり、間違いを強く正したりすると当人の心の動揺を招き、病状を進行させる場合もあります。
アルツハイマーの患者の面倒を1人だけで抱え込まずに、家族の協力、近所の方など周囲の人のサポートを仰いだり、ケアマネージャーなど専門家の人と相談したりして、介護する人の不安を取り除き、心のゆとりを持つことが大切です。
心のゆとりを持つために、介護ヘルパーの利用、デイサービスなどの施設を利用して、介護する人のゆとりの時間を作るのも大切です。
介護する人に心のゆとりができることで、患者の心の安定も保てるのです。

・よりよい刺激を与える機会を持つ
人は誰しも心地よい空間の中で適度な刺激を受けると、気分が良くなり、晴れやかな気持ちになります。
アルツハイマーの人もまた、同じで穏やかな環境の中で、歌ったり、手芸や絵を描いたり、その人が好んでできることを見つけるのも大切です。
心が動き、意欲が出ることもまた、脳を活性化します。

アルツハイマーの初期症状での対処で進行を遅らせることができますが、その日々の中で患者への対応を考えていく事は大切です。
初期症状のうちに毎日を明るくすごせるよう、心がけておきましょう。



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